タイの禁酒日は仏教日と○○の日
タイがアルコールに厳しい国であるのは有名ですが、アルコール類の販売できる日にちや時間にも制限があることはご存知でしょうか。
年に5回の「禁酒日」は、マカブーチャ(万仏節)、ヴィサカブーチャ(仏誕節)、アサラハブーチャ(三宝節)、カオパンサー(入安居)、オーグパンサー(出安居)という重要な仏教の日。
これらの日程ではアルコールの販売は禁止されています(以前は父の日、母の日もアルコール販売が禁止されていたのですが、これらの日は現在は禁止されていません)。
2019年の禁酒日の日程は以下となります。
- 2月19日(火)マカブーチャ(万仏祭)
- 5月18日(土)ウィサカブーチャ(仏誕節)
- 7月16日(火)アサラハブーチャ(三宝祭)
- 7月17日(水)カオパンサー(入安居)
- 10月13日(日)オークパンサー(出安居)
年毎に日程が変動するので旅行者は要注意なのですが、もう1つ、アルコール販売が禁止になる日があります。
それが、いよいよ目の前に迫ってきた選挙の日。投票日の前日の18時~投票日当日の18時まで、同じようにアルコール販売が一切禁止になります。
2019年3月24日に行われる総選挙は、軍事政権から民政移管に向けた8年ぶりの選挙。
これに合わせて、期日前投票日前日となる3月16日18時から、期日前投票日当日の翌17日 がアルコール販売禁止になります。
また投票日前日となる3月23日18時から、投票日当日の翌24日18時までがアルコール販売禁止となります。
3月24日の総選挙関連のアルコール販売禁止の日
- 3月16日(土)18時~3月17日(日)18時まで
- 3月23日(土)18時~3月24日(日)18時まで
またこの日はホテルのバーなどでもアルコールが禁止され、事前に購入しておいたアルコール類のレストラン持込なども禁止となりますので要注意です。
警察主導で通達が発出されるため、交渉は原則不可となります。
2014年5月のクーデター以来、軍事政権の続くタイ。
軍政権発足以来、4年半に渡り、選挙の実施をのらりくらりとかわし続けた為、タイ国民の不満が高まってることが伺えます。
タイ国民の注目が集まる総選挙ですが、結果発表は5月9日以前に発表されることはありません。
なぜなら、新国王の戴冠式と関連行事が、5月4日から6日に予定されているからです。
今回の総選挙も元々は2月24日の投票を予定していましたが、国王の戴冠式が正式に5月初旬と発表になったことから投票日を3月24日に変更したという経緯があります。