米大手コーヒーチェーン、スターバックス社の中国・アジア太平洋ディレクターは、ミャンマー進出について現時点で具体的な計画はないとの認識を示した。
同氏は「スターバックスとしては、全世界に事業拡大の機会を常に伺っているが、現時点ではミャンマーに店舗を置く予定はない」とコメント。ミャンマー投資委員会は、スターバックスが600 万ドル(=約6億7,100万円)を投じ、コーヒー・コンセプト・ミャンマーという名称で20 店舗を展開すると発表していた。
一号店の場所も決まり、進出間近という報道から一転、計画を撤回したということになる。ロヒンギャ問題や、ロイター通信記者への有罪判決など、ミャンマー政府への諸外国からの批判の高まりが影響していることも考えられる。
米大手飲食チェーンとしては、最近、クリスピー・クリーム・ドーナツが進出を果たした。期待されていたスターバックスの進出撤回は、他の欧米企業進出にも影響をもたらすかもしれない。