肥料援助、先住民女性の家畜生産育成プログラム。次世代へと変化しつつあるフィリピン農業の形

フィリピン農業省、10月に肥料援助プログラムを開始

農業省(Department of Agriculture:以下DA)のEmmanuel Piñol氏はこの度、政府の国家肥料援助プログラム(以下NFSP)を今年10月に開始予定であることを発表しました。 同プログラムはコメ農家に対して1ヘクタールあたり9袋の肥料を利息ゼロで提供することを目的としており、それぞれ尿素肥料が4袋、完全肥料4袋、塩化カリ肥料1袋となっています。

これら肥料はフィリピン稲作研究所(Philippine Rice Research Institute)が推奨しているとのこと。 Piñol氏はまた、National Irrigation Administration(国家灌漑管理局)、農地改革省(Department of Agrarian Reform)および、地方自治体と協力して、農民ならびにその地域の特定と検証を直ちに開始すると述べています。

対象となる農民は灌漑協会やSmall Water Impounding Projects Associations(小水貯水プロジェクト協会)、農民協会あるいは協同組合等から特定されます。

先住民女性、技術教育技能開発庁の家畜生産育成プログラムを受ける

その最中、技術教育技能開発庁(Technical Education and Skills Development Authority:以下TESDA)のダバオ・オクシデンタル州オフィスは、地元のルマド族女性30名に対して、適切な家畜の取扱および生産の訓練プログラムを提供することを発表しました。

ルマドとはフィリピン南部の先住民の総称であり、訓練生は8つのグループに分かれ、そこからさらに技能訓練に基づいて3つの班に分けられます。4グループで構成された1班は山羊の飼育・生産の訓練、2グループの2班は豚生産の訓練、そして最後の班は鶏肉生産のプロジェクトをそれぞれ行うとのことです。

同オフィスのAlfredo V. Panuela Jr.氏は、コミュニティベースの技能訓練プログラム下で、ライフスキル能力や起業家トレーニングを実施していくと述べ、同訓練プログラムは「上記課程を満足に受けられない”社会的に無視された”人々への訓練提供」を目的としていると説明したました。なお、同氏は本プログラムが元々は訓練生に対し生活を与えることを意図していたことを明らかにし、結果的に彼女たちの雇用も決まれば素晴らしいと語っています。

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