タイで10月からタバコに値上げ 90バーツ以上の値上がりの可能性も
タイでタバコの値上げが2019年10月から行われることが決定しました。タイでは現在格安のタバコで60バーツほどで購入できますが、タイメディア・デイリーニュースによると、タバコ産業公社(Thailand Tobacco Monopoly)が製造販売するすべてのタバコが2019年10月から少なくとも93バーツに変更となります。現在90バーツほどのタバコも値上げの可能性があるとのことです。
タイでは年々喫煙ルールが厳しくなっており、2019年2月3日からは公共機関の入り口から5メートル以内が禁煙になる新たな喫煙規制が始まったばかりです。これに合わせてスワンナプーム・ドンムアンを含むタイの主要6空港では、全面的に禁煙になります。
そんな中、全面禁煙になる空港の一つであるプーケット空港での取り組みが話題です。 報道によると、プーケット空港のゼネラルマネージャーは2月1日、プーケット空港エリア内での喫煙者を通報することで、1,500バーツの報奨金を受け取ることができると発表しました。
報奨金を得るには【違反者の喫煙姿を撮影】し、【空港スタッフに写真とともに通報】、さらに【違反者が捕まる】ということが条件となります。違反者には罰金5,000バーツが科されます。 1日中プーケット空港内で喫煙者を探し回り、報奨金を狙う人が現れるかもしれませんね。1日の最低賃金330バーツのプーケットでは、普通に働くより割の良い仕事になってしまうかもしれません!
タイの飲食店のサービス料と付加価値税を見直しか
また同じくタイ市民に密接に関わる価格事情と言えば、タイのレストランなどでサービス料10%を徴収している件。こちらは消費者から苦情が多いことが問題となっています。現在、多くの料理店でサービス料10%を上乗せしていることについては「サービスが悪い店もあり、払いたくないケースもあるだろう」として、一律に10%を店側が取っていることは不公平であるとしています。
商業局などでは公平な販売価格のシステムを纏めるべきですが、同局では「様々なレベルの店があり、それぞれ原価やクオリティーも違うため、どのようなシステムがよいのかを近々纏めたい」としています。 また、VAT7%の徴収については、ある料理店ではプラス7%として、ある料理店ではその7%は含んでいるとするなどのトラブルが発生しています。「基本的に商品には7%は含まれているもの」というのがVAT(付加価値税)の考え方のため、分けて請求するのは正しくないとしており、こちらも近々、同局から通達がある模様です。