ミャンマーにおいて自動車ローン制度整備が進んだことで、購入者の8割が分割払いで購入


ミャンマー自動車製造・販売事業者協会のソートゥン会長は、自動車購入者の約80%が分割払いで購入していることを明らかにした。現金決済は減少しているという。

今年1~7月までの新車販売台数は8,341台で、昨年同時期より19.3%以上増加。
アセアン諸国の中で最も高い増加率となった。

2016年の新車販売数は4,168台だったが、2017年にミャンマー政府が自動車輸入関連政策を変更、販売台数は8,225台に上った。ミャンマーの新車販売市場は今後も発展していくことが期待されている。

同会長によると、2,000万~4,000万チャット(=約148万~296万円)の新車を買える人が増えてきたことや、銀行のローン返済期間が延長されたことも新車販売好調の要因となっているという。

以前は1~2年のローンしかなかったが、現在は5年や7年のプランも提供されている。
一方、ローン金利が10%と高いため、消費者の負担は大きいとの懸念も示した。

最近、AYA銀行が発表したスズキの新車購入者向けローンでは、購入額の25%を頭金として払えば、残額を7年間で返済するプランの選択が可能となった。
従来のプランでは、最長返済期間が5年だったものが、2年長くなった。しかしながら、金利は年13%で変わらず。

金融市場の整備が進むことで、一般消費者が自動車や家電、住宅などの高価な買い物ができる体制が整ってきている。
金利の高さなどの課題は残るが、金利が13%でも、ローンをして購入する人が増えている。

さらなる整備が進んでいけば、新車販売がさらに加速していくだろう。

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