Myanmar Center For Responsible Business (MCRB)がミャンマーの企業透明性評価報告書を発表し、シティ・マート・ホールディングスが1位となった。
2位はファースト・ミャンマー・インベストメント(FMI)、3位はマックス・ミャンマー及びシュエタウンと、大手財閥企業が続く。
MCRBは2014年から同報告書の発行を開始。
国内企業約250社を調査しており、コンサルティング会社Yeverが調査事業を支援している。
対象企業のうち約100社あまり(44%)は会社のウェブサイトがなく、公開されている情報が少ない。
同報告書によると、国営企業の透明性が最も低く、住宅開発銀行及びヤンゴン配電公社の透明性の評価点はわずか5点だったという。
ビジネスのしやすさランキングでは、世界190カ国中171位と下位に位置するミャンマー。
企業の透明性評価報告書の認知度が高まり、責任あるビジネスを進める会社が増えていけば、ミャンマー全体のビジネス環境も整備されていくことになる。
企業一社一社の意識変化を通じて、ビジネスのしやすい環境が整備されていくことに期待したい。