TMHテレコムは市場調査報告書を発表し、ミャンマー国内のインターネット使用率が未だ30%代であることがわかった。一方で携帯電話普及率は上昇を続けており、今後ブロードバンド市場は大きな成長が見込まれる。
2017年のモバイル端末によるインターネット利用者数は約1,800万人、全国民の34%にとどまった。携帯通信事業者団体(GSMA)の報告では、発展途上国のインターネット利用料は先進国の3倍以上高いとされる。
ミャンマーは2014年から通信分野のめざましい発展をとげている。しかし、GSMAが発表するモバイル接続指数ランキングはアセアン諸国内で8位。
同指数はインフラ、廉価性など、モバイルインターネット導入時に必要な要素のデータを基に算出されている。
通信環境がめざましい発展を遂げていると言われるミャンマーだが、まだ全土には浸透していないということになる。
ヤンゴン市内や一部都市部においては、モバイル通信の環境が整い、固定回線よりもモバイル回線の方が通信速度が速くなっている。また他の近隣諸国と比較しても、遜色ないほどの通信環境が整いつつある。
しかし、地方を含むミャンマー全土では、そこまで環境が整っているわけではない。
アセアン諸国内(10カ国中)で8位との報道もある。携帯電話は保有しているが、インターネットを利用していない、といった事情もあるのかもしれないが、全国民の34%という数字は、極めて低いが、まだまだ伸びしろがある、ということも言える。