ヨーロッパとミャンマーとの事業協力および支所開設に関しての了解覚書に、ヨーロッパ商工会議所とマンダレー管区商工会議所連盟(MRCCI)が8月30日に調印。
マンダレーとヨーロッパ間での投資拡大については、2017年10月21日の会議以降、2018年5月1日にも協議が継続されて いた。
マンダレー管区商工会議所連盟のジョーミン会長は「マンダレーに拠点を開設することで、ヨーロッパ諸国の企業とミャンマー北部の企業との相互交流を図り、いっそうの経済発展を目指してゆきたい」と語っている。
ミャンマーでは、ヤンゴンを中心に世界中の各国から 投資が集まっている。
日本はもちろん、中国・韓国・タイなどのアジア各国はもちろん、ヨーロッパ、アメリカを含み、世界各国から案件が集まってきている。
これまでの投資先は、ミャンマーの最大都市ヤンゴンが中心となっているが、ヤンゴンも飽和状態に近い。そのため、第2の都市マンダレーへと進出をはじめる企業も増えてきている。
マンダレーは、中国からの距離が近いこともあり、以前から中国の影響力が強い。しかし、ここに来て そこを押しのけて、ヨーロッパ商工会議所が、本格的にマンダレー進出を決めた。
当然ながら、日本の商工会議所がマンダレーに拠点を開設といった話はない。今後、マンダレーは、各国の支援を受けて、どのように経済発展をしていくのだろうか。
ヤンゴンだけでなく、マンダレーやその他の都市が発展していくことは、ミャンマー経済にとってもいい影響があるだろう。