ヨマ・ストラテジック・ホールディングスが、大手外食レストランYKKOの株式65%を取得する予定であることを明らかにした。
2018年9月30日時点でのYKKOの時価総額は、約62億2,000万チャット(=約4億4,600万円)で、ヨマはYKKO発行の株式65%を約194億チャット(=約13億8,700万円)支払うことに同意した。
ヨマのメルヴィン・パン最高経営責任者は「YKKOは家族経営の飲食店から、ミャンマーで知名度の高い飲食店ブランドの一つになった。
更なる成長を支援できることを誇りに思う」と話した。
YKKOは麺料理チェオーを看板商品に、全国各地でチェーン店を展開しており、日本の丸亀製麺を運営するトリドールホールディングスとも合弁会社を設立している。
同社は1988年創業で、2018年には30周年を迎え、ヤンゴンだけでなく全国で37店舗を展開している。
外資系飲食店では、KFC(ケンタッキーフライドチキン)やロッテリアなどが全国展開を推し進めるが、飲食チェーンはそれほど多くない。
今回の報道によれば、ミャンマーでKFCやアンティ・アンズを運営するヨマホールディングスが運営に入ることになる。
ミャンマーにおいて、一般消費者向けビジネスは決して簡単ではないが、飲食ビジネスについては着実に伸びている。
ショッピングモールなどでも、フードコートや飲食店には、洋服店等に比べて集客が多い印象がある。
現地飲食チェーンを牽引するYKKOの大きな動きは、業界に大きな変化を起こしそうだ。