ミャンマー投資委員会(MIC)は、自動車組み立て・製造企業18社に対し、事業を許可した。
同18社のうち外資系が10社、国内民間企業が8社だという。
今回事業認可を受けた外資系企業は、スズキ・ミャンマー・モーター、電気自動車メーカーのカイカイサンダーグループ、日産自動車の組み立て事業を行うタンチョンモーター・ミャンマー、スカニアの組み立て事業を行うスカニア・オート・ミャンマー、フォードの組み立て事業を行うキャピタル・モーターズ及びゴールドAYAモーターズ・インタナショナルグループ、ヒュンダイ自動車の組み立て事業を行うシュエデハン・モーターズ、ゴー・エクセレント・ミャンマー、大宇バスの組み立て事業を行う大宇 バス・ミャンマー、ボルクヴァルドのSUV自動車の組み立て事業を行うゴー・エクセレント・ミャンマー。
国内企業では、起亜自動車や北京汽車集団(BAIC)、東南汽車(Soueast)などの組み立て製造を行う企業が事業許可を受けた。
ミャンマーは、国として自動車製造に力を入れたがっている印象が強い。
そうした国としての取り組みも功を奏したのか、既に18社が ミャンマー国内での自動車製造・組み立て事業の運営許可を得ている。
隣国に自動車製造拠点となっているタイがある中で、ミャンマーにも積極的な投資が集まっている。
日系企業は、スズキ、日産がミャンマー国内で自動車の組み立てなどを行っている。
現在、ミャンマーの町を走る車を見れば、そのほとんどが日本からやってきた中古車。
しかも、その7割以上はトヨタ。
現在、トヨタはミャンマー国内での自動車製造・組み立ては行っていない。
ミャンマーの町中を走る中古車が、新車に入れ替わっていく未来を考えた時、どのメーカーの車が多くなるだろうか。
現在、すさまじい勢いで販売台数を伸ばしているのはスズキ。
新車販売台数では、トヨタを上回っているだけに、今後さらにシェアを広げていく可能性もありそうだ。