労働・入国管理・人口省労働管理局は1月7日、ミャンマーの生産年齢人口は約3,656万人で、多くは農業分野に就労していることを2018年2月から4月(第1四半期)報告書で発表した。
国際労働機関(ILO)の技術支援で年間労働力調査が行われている。
同報告書によると15歳以上の生産年齢人口のうち、半分以上が女性だった。
生産年齢人口の47.6%は農業分野、16.3%は小売りと卸売り分野、10.6%は商品生産分野、5%は輸送と貯蔵分野、2.5%は教育分野に就労している。
失業率は女性と男性でほとんど差がなく全国で1%、若者の失業率は1.9%。
5歳から17歳までの未成年者の総人口は約1,240万人で、約61万人は児童労働を行っているという。
ミャンマーの生産年齢人口は約3,600万人。
総人口に占める生産年齢人口の割合は、おおよそ68%程度。
ちなみに日本の生産年齢人口割合は、2018年には60%を割っている。
また、従事している産業については農業分野が半分近くを占め、圧倒的多数を占めているのが現状。
ヤンゴンだけを見ていると、なかなか感覚としては掴みにくいが、これがミャンマーの実態。
製造業に従事している人の割合は10%程度であり、まだまだ伸びしろはありそうだ。