アジア地域No.1規模の“日本好き”コミュニティサイト『FUN! JAPAN』を運営する株式会社Fun Japan Communications(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤井 大輔、以下 Fun Japan Communications)は、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイのアジア5カ国におけるキャラクターグッズについて調査しました。日本への関心が高い数十万人の会員の“イマ”をご紹介します。
PICK UP
1. 日本の好きなキャラクターはドラえもんがダントツ。 2. アニメイトや公式ショップも続々オープン。 3. 日本のキャラクターたちが新たなカルチャーを創造? |
前回ご紹介した調査では、アジアの国々には、キャラクターグッズを買う人が多いことがわかりました。また、14種類の日本のキャラクターを例に挙げ、知っているものを答えてもらう設問では、かなり高い確率で「知っている」と答えています。
今回は、「好きなキャラクター」と「よく買うキャラクターグッズ」をご紹介。
香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの人たちに人気が高い日本のキャラクターは何でしょうか? 実は漫画やアニメ以外にも、キャラクターを知るきっかけはあるようです。
調査概要
調査方法 : 各国FUN! JAPAN会員へのオンラインアンケート
調査時期 : 2018年3月22日~2018年6月30日(公開日2018年9月18日)
サンプル数 : 3,336
前回の記事はこちら:https://fj-com.co.jp/blog/funjapanlab/post-20180831.php
■5か国で最も好かれているキャラクターはドラえもん
前回ご紹介した調査結果から、日本のキャラクターを好きな方が多いことがわかりました。では、具体的に、どんなキャラクターが人気なのでしょうか?
好きなキャラクターで一番多かったのは「ドラえもん」です。なんとインドネシアでは82%もの人が「ドラえもんを好き!」と答えています。
2位からはそれぞれの国で異なり、タイでは「リラックマ」「ハローキティ」「ポケモン」「「ドラゴンボール」の順。アニメや漫画にはなっていないサンリオのキャラクターが上位に入っていました。
マレーシアは「ポケモン」「ドラゴンボール」「ハローキティ」「ワンピース」で、アニメや漫画で人気のキャラクターが上位に。
インドネシアは、「セーラームーン」「ポケモン」「ハローキティ」「ワンピース」の順でした。ちなみに、「セーラームーン」のグッズには、子供向けアイテムのみならず、プラチナなどを使ったジュエリーやコスメなど、大人の女性に向けたアイテムも多数揃っています。
台湾では「となりのトトロ」の74%がもっとも多く、続いて「ドラえもん」「ワンピース」「リラックマ」「ポケモン」という結果になりました。台湾の人は、スタジオジブリの作品全般が好きなようです。2016年にはジブリの展覧会も開かれており、また、作品の一つ「千と千尋の神隠し」の舞台に似ているとして、九份(ジョウフェン)という街が観光スポットとして人気を博しています。
香港も「となりのトトロ」が2番目に人気でした。対して、タイ・インドネシア・マレーシアでは「となりのトトロ」を好きと回答したのは、20〜30%台にとどまりました。東南アジアでジブリはこれから浸透していくかもしれません。
■よく買うキャラクターは好きなキャラクターと合致
「よく買うキャラクターグッズ」は、「好きなキャラクター」と合致することが多いようです。
インドネシアでは、「ドラえもん」「ハローキティ」「ポケモン」「ワンピース」「セーラームーン」の順で、よく買うと答えています。
マレーシアも「好きなキャラクター」とほぼ同じものが入っており、「ドラえもん」「ポケモン」「ハローキティ」「リラックマ」「ワンピース」の順。サンリオの「ハローキティ」と「リラックマ」の人気が高くなっています。
香港・台湾・タイには、アニメグッズの専門店「アニメイト」が進出しており、日本のキャラクターグッズが手に入りやすくなっています。また、「となりのトトロ」がよく買うキャラクターの調査で、トップの台湾と2番目の香港には、スタジオジブリのキャラクターグッズを販売する「どんぐり共和国」があります。こうしたショップの存在が購買行動に繋がるとも言えそうです。
もちろん、訪日してキャラクターグッズを購入する人もいます。
弊社が運営しているメディア「FUN! JAPAN」では、日本全国各地の情報を発信しておりますが、中でも人気だったのは秋葉原の記事です。これは、秋葉原がオタクの街として知られていることが原因と考えられます。また、「まんだらけ」などの記事も人気のことから、アニメ、オタク文化を求めて日本を訪れる人が多いことが考えられます。
▼FUN! JAPANによる 「秋葉原ですべき10のこと」 紹介記事
https://www.fun-japan.jp/my/articles/8269
■ 新たなファンが生まれるきっかけも
新たなファンが生まれるきっかけは、ほかにもあります。日本の出版物専門商社「トーハン」は、今年8月に台北市で行われた「第19回 漫画博覧会」で、日本のコンテンツが集まるオールジャパンコンテンツエリアの運営を担当。コンテンツの普及に重要な役割を果たしています。
また、ワンピースの公式ショップ「麦わらストア」は、台北と台中、そしてバンコクに進出しており、フェイスブックでは日本でのイベント情報も発信しています。
特筆すべきは今年6月、世界初のジブリ公認レストラン「May’s Garden House Restaurant」(通称メイのレストラン)がバンコクにオープンしたこと。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーがタイ東部のパクトンチャイ村の風景とその村の小さな店で売られていた手羽先に惚れ込んだことがきっかけで、その店がやむなく閉店すること、店の女主人のニックネームが「メイ」だったことから、バンコクの出店を手助けすることになったそうです。
鈴木プロデューサーの誕生日である8月には「鈴木文庫」と名付けたコーナーを新設し、スタジオジブリ関連の書籍を自由に閲覧できるようなっています。タイ料理のほか、「となりのトトロ」に出てくるキャラクターたちを使ったアイデア料理も供しているので、楽しい写真がSNSで広がっていくのは必須です。
こうした現地の実店舗は、ファンの獲得につながるはず。日本生まれのキャラクターたちが、新たなカルチャーを創っていくのかもしれません。
Fun Japan Communicationsについて
アジア地域No.1規模の”日本好き”コミュニティ『FUN! JAPAN』を運営(2018年9月時点のWebサイト月間ユニーク訪問数140万人、 Facebookファン数445万人、会員数80万人)。現地消費者目線で多国展開する『FUN! JAPAN』の圧倒的メディア力と、そこで蓄積されたデータ、さらには消費者との直接的な繋がりを基にデジタルとリアルの施策を組み合わせ、 100社以上のお客様に対して訪日や海外商品の売上拡大をサポートしています。
[本件に関するお問合わせ先]
株式会社Fun Japan Communications 石田(イシダ)・城戸(キド)
TEL 03-6402-5521
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