ミャンマー中央銀行は、ミャンマー国内で支店開設許可を得ている外国銀行に対し、貿易事業者への融資を認可する予定であることを明らかにした。年内の開始を予定しているという。
現在、外国銀行からの融資は国内銀行を経由して行われている。
貿易事業者が直接外国銀行の融資が受けられるようになれば、事業拡大に繋がると期待されている。
ミャンマー中央銀行は、日本、シンガポール、タイ、インド、韓国などの外国銀行13行に対し支店開設を認可している。
外資銀行に対する規制緩和の流れが加速中だ。同じ金融分野の保険業界においても、外資系企業にライセンスを交付する旨が報道されているが、今度は、銀行業に対する規制緩和が行われる。
現在、日本の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3行がミャンマー国内における支店開設の認可を取得して、事業を展開しているが、営業範囲に限りがあるのが現状。
今回の動きを通じて、貿易事業者に、直接融資できるようになれば、経済の活性化も見込める。
規制緩和を通じて、金融業全体も活性化し、若干冷え込み気味のミャンマー経済全体が活性化していくことを期待したい。