バンコク東急パラダイスパーク来春閉店

タイのシーナカリン通りで3年余り営業しているバンコク東急パラダイスパークが、2019年3月31日を最後に閉店となることを発表しました。本店は日本から直送のくだもの、野菜、ファッション、日本料理店など、タイ人に人気の日本ブランドを生かして集客を試みていました。レストランは、タイの人気のフードチェーンや、多国籍料理、さらに日本のCoCo壱番や大戸屋も揃い、地元民はもちろん観光客に対してもアプローチ。最上階の映画館も土日はカップルや家族が多く訪れていたようですが、思うように来客維持を見込めなかった結果となります。

バンコク東急パラダイスパークは、前身はセーリーセンター（Seri Center)と言われて親しまれた場所でもあります。SC大手のMBKサイアムピワットが共同買収し改装して開業となりました。ファッション、映画館、飲食店、フィットネスなど約700店舗出店し、生活雑貨LOFTも展開。バンコクの最新ショッピングセンターとして注目を浴びていました。

シーナカリン通りは現在、工事が始まった地下鉄ラプラオ駅からBTSサムローン駅を結ぶイエローラインが通ることになっています。現在は一躍脚光を浴びている通りとなり、今後もタイ人庶民向けの開発が進められる見込みです。

一方で11月10日にアイコンサイアム内にオープンしたサイアム高島屋はタイに初の進出。シンガポール、上海、ホーチミンに続けて海外は４店舗目の出店となります。特にタイに来る外国人観光客などもターゲットで、初年度は38億バーツの売上を目ざしています。

サイアム髙島屋は、下から順にG階、UG、M階、1階、2階、3階、4階の7フロア構成。「タイの最高と高島屋のフュージョン」をコンセプトに、「日本の良いもの」を各階に集積させ、約530ブランドのうちタイ初進出が約80ブランド、日系が約170ブランドを占めます。

バンコク東急パラダイスパーク詳細

営業期間も残り数ヶ月となってしまったバンコク東急パラダイスパーク。日本人の親しみ深いテナントも多く過ごしやすい施設となっていますので、タイに訪れる際にはぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。