フィリピン・ダバオから西日本豪雨における哀悼とお見舞いの声明が発表

ダバオ市から「哀悼の意と精神的な支援」を示す公式な声明が発表


日本を襲った、大雨、洪水、土砂崩れの被害にあわれた日本の人々に対し、哀悼の意と精神的な支援を示すダバオ市からの公式な声明を、市議会議員のAl Ryan S. Alejandre氏が発表しました。

声明には、『ここ数十年で最大の雨量となった大雨は、日本の多くの地域に甚大な被害を与えたこと』が記されています。

ダバオ市にあるミンタルは「リトルトーキョー」となったことでも知られることから、ダバオ市と日本との間には長い歴史と友情があります。ダバオ市民もまた、被害にあった人々や家族を亡くした人々を思い遣っており、早い精神的な回復と被災地の早急の復旧のために祈っているとのことです。

この手紙はダバオ市のサラ・ドゥテルテ市長から、羽田浩二駐フィリピン大使に送られ、市長は被災者の方々へ深い哀悼とお見舞いの意を表しました。

平成30年7月豪雨の被害

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西日本を中心に北海道や中部地方など全国的に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨にて、多くの方が被災しました。今年6月28日から7月8日頃にかけて訪れた今回の豪雨を、7月9日には「平成30年7月豪雨」と気象庁が命名しています。

特に広島をはじめとする西日本の被害は大きく、今回の災害により何千もの家屋が被害を受け、約200万人の人々が避難所に避難しました。約122名の方々が亡くなり、いまだ行方のわからない人々も多くいると報告されています。

西日本全体を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害、土砂災害が発生し、死者数が200人を超える甚大な災害となった今回の豪雨。全国で上水道や通信といったライフラインに被害が及んだほか、交通障害が広域的に発生しています。

平成に入ってからの豪雨災害としては初めて死者数が100人を超え、昭和に遡っても1982年に300人近い死者・行方不明者を出した長崎大水害(昭和57年7月豪雨)以降、最悪の被害となりました。

ダバオと日本の結びつき

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ダバオ・ミンタルが「リトル・トーキョー」と呼ばれた起源は戦前まで遡り、アジア最大地域の日本人町があることから。現在もその子孫が日本料理店や日本人会などを展開していて、日本との深い繋がりを今なお感じさせます。

日本人資料館もあり、明治末期から戦前まで最高で2万人もの日本人移民が住み、未開の地だったジャングルを開拓した歴史が説明入り手描き絵地図、写真、遺留品などで解説・展示されています。当時の暮らしぶりを知る事が出来るとともに日本語を話せるスタッフも在籍していますので、日本人観光客にとっても訪れる価値のある資料館として知られています。

そしてその近くには日本人墓地や、ダバオの先住民族の文化的な遺産や日本人移民の歴史を展示しているダバオ博物館も。ダバオと日本の精神的・歴史的な絆は、今も絶えることなく強まり続けているのです。

ダバオ市長は今回、「我々、フィリピン人、特にダバオ市民は、日本の方々と共に祈り、被災地の早急の復旧を願い、ご家族を亡くされた方々にお悔やみ申し上げます」と述べました。

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