深刻な薬物問題と戦うフィリピン。刑務所2箇所「麻薬の無い施設」として認定

ドゥテルテ大統領の一貫した「薬物政策」

 

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過去にフィリピンのドゥテルテ大統領は、就任2年目を迎えた機会に、就任以来2度目となる施政方針演説を行いました。演説は冒頭から長時間、薬物対策に話が及び、薬物対策における一貫した姿勢を示しました。

一昨年の6月に就任してからというものの、ドゥテルテ大統領は薬物対策を政権の最優先課題として打ち出し、「薬物戦争」を宣言していました。薬物撲滅のため、薬物に関わった者の殺害も辞さないとの強行的な姿勢を示し、世界中から大きな非難を浴びたことも印象的です。

そんな中、「自警団」を自称する団体に数千人が殺害されたとの報道もありました。ですがドゥテルテ大統領の姿勢は揺らがず、支持率は半分を大きく越える70%以上を維持し、その絶大な人気に国民の政策支持が伺えます。

フィリピンの人口約1億人の中で、薬物使用人口はおよそ180万人と推定されています。一説によると300万人以上との見解もあり、これらは日本の薬物使用者の約180倍という人数であり、いかにフィリピンの薬物事情が深刻であるかが分かります。

犯罪者集うダバオ刑務所「麻薬の無い施設」基準クリアの背景

その最中、今年の10月24日。ダバオ市内の刑務所の検査を担う監視委員会は、 Davao City Jail Annex(ダバオ刑務所)およびDavao City Female Jail Dorm(女子刑務所)の2ヶ所を、麻薬のない施設として正式に認定しました。

ダバオ地方のBureau of Jail Management and Penology(刑務所管理局、以下BJMP)のスポークスマンであるEdo Lobenia氏によれば、上記2ヶ所での検査完了後、両刑務所が必要条件を遵守していることを確認したため、薬物フリーな施設として認定したとのことです。

同委員会は3ヶ月にわたって検査を実施しており、その厳重なプロセスには、フィリピン薬物取締庁(Philippine Drug Enforcement Authority)とBJMPが定期的に行っている薬物・密輸検査「Oplan Greyhound」も含まれています。

同氏は、彼らの努力は「薬物のないフィリピン」を目指す政府の取り組みに対する支持であり、また、刑務所を「薬物フリー」と宣言することで、施設内で薬物が製造されているという懸念を振り払うことにも繋がると述べています。

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