セクハラに打ち勝つ!ベトナムにて女性労働者のセクハラ被害を助けるためのフォーラムが開催

ベトナムにて女性労働者のセクハラ被害における議論イベントが開催

ベトナムで、女性の工場労働者が職場でのセクハラに立ち向かうのを助けるためのプロジェクトを議論するためのフォーラムが4月21日に北部のタイグエン省で開催されました。 このイベントでは、ベトナム一般労働連盟(VGCL)女性問題委員会のDo Thi Hong Van副委員長が「CARE Vietnamによって開始されたプロジェクトは、繊維工場の女性労働者に対するセクハラを減らすことを目的としている」と述べました。

過去1年以上にわたり、このプロジェクトは女性労働者に訓練を提供し、健康で安全な職場を作ることに対する雇用主の責任を高めたと彼女は述べました。 VGCL副社長のPham Van Quang氏によると、タイグエン省には20万人以上の職員、幹部、労働者が住んでおり、その60%が女性。産業部門だけでも15万人の労働者が集まり、工業団地内で男女の不均衡が生じています。

繊維およびアパレル部門では、5つの地元の工場が産業および労働部門の労働組合によって管理されており、そのうち80パーセントが女性。 ベターワークレポート2017によると、セクハラ事例の多くは報告されていません。 イベントの参加者は、セクハラの認識と労働者を保護するためのスキルについて話し合いました。

ベトナムでのセクハラにおける法律はまだ歴史が浅い

日本ではセクハラに関する法律が定められたのは20年以上前ですが、ベトナムで同様の法律が定められたのは2015年と非常に最近です。ベトナムでは2015年5月25日、労働傷病兵社会省が国際労働機関(ILO)の協力を得て作成した「職場でのセクハラに対する行動規範」を発表しています。

この行動規範は、どういった行為がセクハラに当たるのかを具体的に示したものです。セクハラに当たる行為としては

  • 意図的なスキンシップ
  • 性暴力やレイプ
  • 猥褻な発言
  • 性行為を暗示する発言
  • 頻繁なウィンクなどの猥褻なジェスチャー
  • 性的内容を含む資料を見せること

などが挙げられています。 職場における雇用者、管理者、同僚などの関係を問わず、性行為と引き換えにした労働者の雇用、昇進、昇給、解雇などもセクハラと見なされます。また「職場」の概念には、オフィスや工場に限らず、仕事に関わる全ての場(セミナー、研修、出張、食事など)を含んでいます。

現行の労働法にはセクハラ行為を禁止する規定が盛り込まれているものの、具体的な基準や罰則は定められていないのが現状です。ILOが過去にベトナム人労働者を対象に行った調査の結果によると、セクハラ被害者の大半は18歳~30歳の若い女性。ですが告発することで自分の立場が悪くなったり、職を失ってしまうことを恐れて、泣き寝入りしてしまうケースがほとんどだと言います。

 

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ベトナムの紙幣の1つには、女性労働者が朗らかに働く姿が描かれています。それは、平和で安心して働ける職場を理想としているからです。今回のイベントにより男女双方でセクハラに対する意識の高まりが見込まれることが期待されます。

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